合唱部活動報告

2016年2月の記事一覧

合唱部顧問のつぶやき2【合唱部】

いよいよ本番が迫ってまいりました。
予餞会に向けて最後の追い込み練習です。
 
※注意 合唱部の練習風景です

これはこれで現状で体育館ライブをするための一つのやり方ですが、来年度はたくさん1年生を入れて、マイクなしでも勝負できるような合唱部になることを願っています。


なにやらケーブルがごちゃごちゃしておりますが、簡単に解説を。真ん中にあるのがミキサーです。合唱部員の声は6本のマイクで拾い、ミキサーでまとめます。それぞれのパートは個別に音量調節をした後、コンプレッサーという装置を通し、音の粒を揃えます。その後、リバーブ(残響音)を付加して、スピーカーに出します。また、伴奏の音源はパソコンで再生し、オーディオインターフェイスという機器を通して同じようにミキサーに入れます。最終的には、体育館の放送機器のアンプに接続し、壁のスピーカーからすべてを流します。また、体育館は音響特性は最悪で、壁のスピーカーから出ている音に頼って演奏すると、ほぼ間違いなくズレます。足元にモニタースピーカーという別系統のスピーカーを配置することで、演奏者はそれを聴きながらタイミングを合わせることができます。と、ややこしい流れになっておりますが、バンドのライブなどではごくごく一般的に行われている処理です。

※コンプレッサー
音の信号の特に強い部分を圧縮して平坦にした後、全体をぐっと音量アップさせる装置です。コンプレッサーを通さずに音量を上げようとすると、バリバリした汚い音になります。市販CDはほぼすべてコンプレッサーを使い、音量をぎりぎりまで上げてあります。

※オーディオインターフェイス
パソコンのイヤフォン端子からの出力では音が貧弱で音質も悪いため、USBでパソコンと接続し、高音質な音を出すことに特化した機器です。今回使用しているものは出力端子が8個ついているので、その気になれば立体音響なども作れるのですが、設備と時間の関係で今回はそこまではやっていません。


※こうして電気信号をいじる音楽も奥が深くて楽しいです。いろいろなパラメーターをいじりながら、文字通り音を楽しんでやっております。音楽の可能性はあらゆる方向に無限大に広がっています。それを生徒に伝えたい。