【校長講話】令和7年度入学式 式辞
地球温暖化の影響でここ数年、入学式の時期には、葉桜となっておりましたが、今年は、皆さんの入学を祝うように、満開の桜が新入生の皆さんを迎えております。本日、本校PTA会長 髙橋亜矢子様、本校卒業生でもあり、埼玉県議会議長 白戸幸仁様を始めとする4名の御来賓の方に御列席を賜り、また、多くの保護者の皆様に御参加いただき、本校第46回入学式を挙行できますことに、心より感謝申し上げます。
只今、呼名された159名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
入学にあたり、新たに高校生としての生活を送ろうとしている君たちに、チャレンジすることの大切さを、伊集院静さんが2012年4月に新社会人としてスタートを切る若者への激励メッセージとして贈った言葉を紹介します。
落ちるリンゴを待つな。
新社会人おめでとう。君は今どんな職場で出発の日を迎えただろうか。
それがどんな仕事であれ、そこは君の人生の出発点になる。
仕事とは何だろうか。君が生きている証しが仕事だと私は思う。
大変なことがあった東北の地にも、今、リンゴの白い花が咲こうとしている。
皆、新しい出発に歩もうとしている。
君はリンゴの実がなる木を見たことがあるか。
リンゴ園の老人が言うには、
一番リンゴらしい時に木から取ってやるのが、大切なことだ。
落ちてからではリンゴではなくなるそうだ。
それは仕事にも置きかえられる。
落ちるリンゴを待っていてはダメだ。
木に登ってリンゴを取りに行こう。
そうして一番美味しいリンゴを皆に食べてもらおうじゃないか。
一、二度、木から落ちてもなんてことはない。
リンゴの花のあの白の美しさも果汁のあふれる美味しさも
厳しい冬があったからできたのだ。
風に向かえ。苦節に耐えろ。
常に何かに挑む姿勢が、今、この国で大切なことだ。
夕暮れ、ヒザ小僧をこすりつつ一杯やろうじゃないか。
新社会人の君達に乾杯。
最後の「乾杯」は高校への入学の君たちには相応しくないかもしれませんが、この「落ちるリンゴを待つな」という言葉の深さを感じ、様々なことにチャレンジし、当然、初めてのことにャレンジする訳ですから、失敗は付き物です。その失敗を創意工夫、努力し、成功へと近づけてください。君たちがこの庄和高校で、君たち自身の「リンゴ」を手にすることを期待しています。
保護者の皆様、お子様の御入学おめでとうございます。数ある高校の中から、この庄和高校を選んでいただき、ありがとうございます。本日より、責任をもってお子様をお預かりいたします。そして、3年後には、庄和を選んでよかったとおっしゃっていただけるよう、お子様の指導、支援を行います。保護者の皆様におかれましては、力強い御支援、御協力をいただけますようお願い申し上げます。
結びに、御列席の皆様方の益々の御健勝、御発展を御祈念申し上げるとともに、新入生の本校での活躍を祈念し、式辞といたします。
令和7年4月8日
埼玉県立庄和高等学校 校長 渡辺 秀行